Community School

平成27年度コミュニティ・スクールについて


本校の現状

本校の生徒は、東小田小学校、三並小学校、中牟田小学校の3つの学校から入学してくる。校区内のエリアも広く、各小学校も独自の教育活動を展開している。本校は、荒れた時期があったため保護者・地域の学校への応援者が多く、保護者の学校行事への参加も多い。生徒は、全体的に落ち着いている。学力も向上しており、現在、県の平均点と同等にまで上げってきた。

一方、保健室登校や不登校気味な生徒も減ってきているものの、その予備軍は存在している。教師は、他地区から異動してきた教員や新任教員もおり、新しい風が期待できるものの、時代の変化、子どもや保護者の価値の多様化、各種団体・機関からの要望に、ややオーバーフロー気味な状態である。地域は、生涯学習課や商工会など学校の教育活動に協力的である。また、どんとかがし祭やうぐいすマラソンなど学校周辺で行われる行事があり、子どもが参加し活躍できる機会がある。

コミュニティ・スクールで目指すもの

保護者や地域住民の声を学校運営に直接反映させ、保護者・地域・学校・教育委員会が密接な連携を図りながら、それぞれの立場を反映しやすくし、よりよい学校(開かれた学校・信頼される学校・行きたくなる学校)づくりのためのコミュニティ・スクールを目指す。その中核となるのが、学校運営協議会となる。

具体的には学校運営協議会が、家庭や地域の意見を聞いたり、学校の取り組みを説明したりしながら、三者をつなげていき、学校、地域、保護者が単独ではできないことを互いに相互補完することで、地域に開かれた学校・信頼される学校をつくっていく。

校区内の小学校も運営協議会がスタートしたこともあり、小学校との連携を図りやすくなったと考えられる。特に、地域行事では、運営協議会の活動が、小中のスムーズでゆるやかな連携づくりを推進することができる。

また、これまでの実績から、コミュニティ・スクールが「地域の活性化」につながっていくのがわかってきた。地域に出て行くことや、あらゆる世代とコミュニケーションを図っていくことは、中学生の成長だけでなく、地域に元気を与えることができる。

今年は、地域を巻き込んだ防災訓練を計画している。ただし、学校の負担感をなるべく増やさず、ゆるやかな変化の中で、夜須中を中心として進めていくというスタンスは保っていく。

コミュニティ・スクールの方法

本校がコミュニティ・スクール始めて5年目である。

昨年度は、学校の切迫感を学校運営協議会が熟議することで、手だてやアイデアを見いだすやり方をとった。具体的には、地域と連携した防災訓練や福岡教育大学と提携し自己有用感の客観的なデータをとることなどができた。今年度も、学校運営協議会で熟議をしながら、学校の切迫感や要望に対応する形で進めていく。

熟議の内容

生徒の実態から課題を把握し、三者で目標の共有化を図っていきながら、それを具体化具現化していくための熟議を行っていく。次の4点があげられる。

(1)学校が実態を分析し方針を出し、それに関わる様々な学校経営に関わる内容
  ・予算、施設、人事
  ・小中連携・学力向上等
(2)開かれた学校や地域の核となるための内容
  ・ボランティア活動の推進
  ・地域行事の参加の推進
  ・授業参観及び公開
  ・マスタースクール 等
(3)切迫感のある内容
  ・地域からの意見要望や、クレームへの対応
(4)教育委員会からの提案

以上の内容に対して、学校から情報提供や説明を行い、地域住民の意図を反映した見地から、学校運営協議会から意見や承認を行ってもらったり、学校と関連機関とを結びつける要となったりして、その内容を学校職員や地域保護者に発信しながら相互補完していく。

This content comes from a hidden element on this page.

The inline option preserves bound JavaScript events and changes, and it puts the content back where it came from when it is closed.

Click me, it will be preserved!

If you try to open a new ColorBox while it is already open, it will update itself with the new content.

Updating Content Example:
Click here to load new content